ニューヨークで老舗百貨店巡りをしてみませんか?
ニューヨークにはテレビドラマの主人公が買い物をしていたり、ハリウッドセレブ行きつけであったりと、見逃せない高級百貨店があります。買い物のみならず、きれいなトイレが利用できる点でも高級デパートは押さえておきたいところです。
今回はニューヨークで絶対に訪れておきたい5つの老舗百貨店の本店・旗艦店を紹介しますので、ぜひニューヨーク観光の参考にしてください。
※新型コロナウイルスの影響により、店舗の営業時間が異なる場合があります。訪問の際は公式ホームページなどで営業時間を確認してください。
ニューヨークの老舗百貨店
1.バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)
フランス移民のハーマン・バーグドルフ(Herman Bergdorf)が1894年に創業したテーラーショップが起源の高級デパートメントストア。見習いとして入っていたエドウィン・グッドマン(Edwin Goodman)が1901年に経営パートナーになり、店名を「BERGDORF GOODMAN」に変更。その後は既製服を初めて販売するなどして成功、1928年に現在の本店(五番街)に店舗を移しています。
本店は婦人専用で、シャネルやグッチ、サンローランなどの人気ブランドのほか、ラグジュアリーウェア、シューズサロン、化粧品、毛皮コレクション、アンティーク品など様々なハイエンドな商品が揃っています。本店の向かいにはメンズ館があります。なお、映画化(ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート)されるほど愛されており、映画では著名デザイナーのマーク・ジェイコブスが“バーグドルフ・グッドマンに自分の服が並ぶのを見たかった”などと語っています。
住所:754 5th Avenue, New York(地図)
アクセス:地下鉄N・R・W線「5th Avenue」駅から徒歩3分
公式サイト:https://www.bergdorfgoodman.com/
2.ブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)
ジョセフ・ブルーミングデール(Joseph Bloomingdale)、ライマン・ブルーミングデール(Lyman Bloomingdale)兄弟が1861年からフープ・スカートの販売を始めたのが起源。その後、1872年にオープンしたイースト・サイド・バザール(East Side Bazaar)で様々なヨーロッパファッションを販売し、1886年に現在の本店(59th Street)に移転しています。印象的には普通の百貨店に近く、ハイエンドな商品から手頃な価格の商品までが揃っています。なお、ビジターセンター(Visitor Center)でパスポートを見せるとクーポンがもらえるといった情報もあります。
住所:59th Street and Lexington Avenue New York(地図)
アクセス:地下鉄N・R・W線「Lexington Av/59 St」からすぐ
公式サイト:https://www.bloomingdales.com/
ブティック一覧 | |
・BOTTEGA VENETA ・BURBERRY ・CHANEL ・Chloé ・Dior ・FENDI ・GUCCI |
・JIMMY CHOO ・LONGCHAMP ・LOUIS VUITTON ・MIU MIU ・PRADA ・RALPH LAUREN ・Salvatore Ferragamo |
3.メイシーズ(Macy’s)
ローランド・ハッシー・メイシー(Rowland Hussey Macy)が1851年に創業。1902年に現在本店があるヘラルド・スクエア(Herald Square)に移転。売り場面積は世界第2位を誇り、歴史ある建物はアメリカ合衆国国定歴史建造物にも指定されています。ブランドについては、バーバリー、グッチ、ロンシャン、ルイ・ヴィトンなどのブティックがあります。ただし、ハイエンド商品というより中・低価格帯の商品が多く、手に取りやすい商品が多く提供されています。そのため、スポーツ系ブランドやカジュアル系ブランドが多いことも特徴です。筆者には妙な落ち着き感があり、ニューヨークに行った際は必ず訪れる場所になっています。
■メイシーズの内部
住所:151 West 34th Street New York(地図)
アクセス:地下鉄B・D・F・M、N・Q・R・W線「34St – Herald Sq」駅からすぐ
公式サイト:https://www.macys.com/
4.サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)
アンドリュー・サックス(Andrew Saks)が1800年代後半に創業。1900年代初頭にヘラルド・スクエアで小売店を開業し、1924年に現在の本店がある五番街に移転しています。高級百貨店チェーンとして知られ、ブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)やニーマン・マーカス(Neiman Marcus)などとライバル関係になります。10階で構成され、セリーヌやシャネル、ルイ・ヴィトンなどハイブランドのブティックがあるほか、ブティック以外でもバレンシアガ、ヴァレンティノなどの取り扱いがあります。なお、春と秋にセールが開催されます。
■フロアガイド
1st Floor:ハンドバッグ、アクセサリー
2nd Floor:ビューティー&ジュエリー(※トイレあり)
3rd Floor:婦人ファッション(※女子トイレあり)
4th Floor:婦人ファッション(※トイレあり)
5th Floor:婦人ファッション(※女子トイレ、カフェあり)
6th Floor:メンズファッション(※男子トイレあり)
7th Floor:メンズファッション(※男子トイレあり)
8th Floor:婦人ファッション(※女子トイレあり)
9th Floor:婦人・キッズファッション
10th Floor:スイムウェアなど
ブティック一覧 | |
・BOTTEGA VENETA ・CÉLINE ・CHANEL ・Dior ・FENDI |
・GIVENCHY ・GUCCI ・LOUIS VUITTON ・PRADA ・SAINT LAURENT |
住所:611 5th Ave, New York(地図)
アクセス:地下鉄E・M線「Fifth Avenue/53rd Street」駅から徒歩4分
公式サイト:https://www.saksfifthavenue.com/
番外編(ショッピングセンター)
ブルックフィールド・プレイス(Brookfield Place)
ウェスト・ストリート(West Street)を挟んでワン・ワールド・トレード センター(One World Trade Center)の隣に位置するショッピングセンター。エルメス(HERMÈS)やグッチ(GUCCI)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などがブティックを構えているほか、サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)も店舗展開をしています。また、飲食店が豊富で、アメリカンからスシ、中華、フレンチなど多国籍料理を味わうことができます。
■ブルックフィールド・プレイスの内部
ブランド一覧 | |
・BOTTEGA VENETA ・BURBERRY ・CLUB MONACO ・DAVIDOFF ・Ermenegildo Zegna ・GUCCI ・HERMÈS ・J.CREW |
・LOUIS VUITTON ・MICHAEL KORS ・OMEGA ・Paul Smith ・Salvatore Ferragamo ・Theory ・TORY BURCH ・VINCE. |
住所:230 Vesey Street, New York(地図)
アクセス:地下鉄E線「World Trade Center」駅から徒歩7分
公式サイト:https://www.brookfieldplaceny.com/
バーニーズ・ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)
バーニー・プレスマン(Barney Pressman)が1923年に創業した高級デパート。マディソン・アベニュー沿いに旗艦店がありましたが、同社は2019年8月6日に米国連邦破産法第11章の適用を申請、米国で展開していた全店舗が閉鎖されています。なお、日本国内の店舗を運営するバーニーズジャパンは7&iホールディングスの完全子会社であるため、国内の店舗は運営が継続されています。
最後に
以上、ニューヨークの老舗百貨店4つと、番外編としてハイブランドのブティックが入るブルックフィールド・プレイスを紹介しました。
創業100年以上の百貨店が多いですが、内部はブランドのブティックに入ったかのような洗練されたところが多く、ディスプレイも凝っていて見ているだけで“わくわく”させてくれます。テレビドラマなどでもよく登場する百貨店ばかりです、ニューヨーク観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください!
なお、老舗百貨店などの詳しい場所は以下のグーグルマップ(緑色)にまとめています。