イタリアの花の都「フィレンツェ」の夜景を無料で楽しもう!
気になるミケランジェロ広場から見た絶景って?アルノ川沿いの夜景も見逃せない!その夜景を見るおすすめスポットはどこ?ドゥオーモ、ヴェッキオ橋など観光地の夜の姿とは?
今回は写真を撮影した筆者が「フィレンツェの2大夜景スポット」「観光スポットの夜の姿」「アルノ川左岸の通り」「アルノ川右岸の通り」のカテゴリーに分けてフィレンツェの夜景を紹介。ぜひフィレンツェ観光の参考にしてください!
フィレンツェの2大夜景スポット
ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂から約2キロほど、フィレンツェの下町情緒が残るエリア「サン・ニッコロ(San Niccolò)地区」近くに位置する広場。フィレンツェの中心地が一望できる場所として観光客に人気の場所になります。以下の写真は午後10時頃に撮影したものですが、広場には数名の観光客が訪れていました。昼夜問わずこちらから見る景色は必見です!
■フィレンツェ中心部側の夜景
■サン・ニッコロ橋側の夜景
アルノ川(Arno)沿い
■サンタ・トリニタ橋(Ponte Santa Trinita)
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)から撮影したアルノ川沿いの夜景。正面の橋がサンタ・トリニタ橋になります。アルノ川沿いではヴェッキオ橋付近の夜景が一番おすすめです。また、ヴェッキオ橋には宝飾品店が多く、夜も警察による警備が行われていたため、安全に夜景が楽しめる点もポイントです。
■グラツィエ橋(Ponte alle Grazie)
ヴェッキオ橋から撮影したグラツィエ橋(写真中央)。写真左側にはウフィツィ美術館やガリレオ博物館などがあります。写真を撮影したポイントの近くにはルネサンス期の彫刻家、彫金師のベンヴェヌート・チェッリーニの胸像があります。
■フィレンツェ国立中央図書館(Biblioteca Nazionale Centrale di Firenze)
観光スポットの夜の姿
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)
1296〜1436年に建設された大聖堂。ドゥオーモとも呼ばれるフィレンツェのシンボルです。写真は午後9時30分過ぎに撮影したもの。シンプルですが、遠くからでも存在が分かるライトアップが行われていました。また、中心部に位置するため、周辺には多くの人達がいました。そのため、女性一人で訪れることができるほど治安は安定しています。
■サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のファサード
ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)
サンドロ・ボッティチェッリ作「ヴィーナスの誕生」で知られる美術館。写真は午後9時過ぎに撮影したものになりますが、回廊部分を含めてライトが点けられていました。観光客はまばらですが、シニョリーア広場に多くの人達がいるため、治安面の問題は特に感じませんでした。
■アルノ川左岸側から撮影したウフィツィ美術館
ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)
銀行家「ルカ・ピッティ(Luca Pitti)」の依頼により15世紀に建設が始められた宮殿。ルカ・ピッティの死によって建設が中断された後、16世紀にメディチ家当主が買い取り、建設が再開された歴史を持ちます。写真は午後9時前に撮影したもので、演劇?を練習している人、座り込んで話しているカップルなどがいました。
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)
サンタ・トリニタ橋から撮影した写真になります。上記で紹介したアルノ川沿いの写真はヴェッキオ橋から撮影したものになります。現在は宝飾品店が軒を連ねている場所として知られていますが、ライトアップされた橋も魅力的です。なお、宝飾品店の警備のために、橋には警察車両が停められていました。
■ヴェッキオ橋の上
レプッブリカ広場(Piazza della Repubblica)
5つ星ホテル「ホテル・サボイ」がある広場。中央にあるメリーゴーラウンドは深夜0時まで営業しており、料金は1回1ユーロ。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂から近いため、夜になっても多くの人で賑わっています。夜のフィレンツェ観光では押さえておきたい場所の一つです。
アルノ川左岸の通り
ボルゴ・サン・ジャコポ(Borgo San Jacopo)
ヴェッキオ橋付近から伸びる通り。中世に建設されたマルシリ塔「Torre dei Marsili」、バルバドーリ塔「Torre dei Barbadori」のほか、飲食店やアンティークショップなどがある通りになります。
バルディ通り(Via de’ Bardi)
フィレンツェの銀行家「バルディ家」が名前の由来の通り。中世に建設された建物が多く残り、フィレンツェの歴史を感じることができる通りになります。夜は閑散としているため、女性一人では行かない方が無難ですが、危険な雰囲気は感じませんでした。ミケランジェロ広場に行かれた際は、こちらの通りも合わせてチェックしてみてください。
アルノ川右岸の通り
トルナブオーニ通り(Via de’ Tornabuoni)
午後11時過ぎに撮影したフィレンツェのブランド店街。グッチやサルヴァトーレ・フェラガモ、エミリオ・プッチなどのブランドが本店を構えています。午後8時までに多くのブランド店が閉まりますが、4つ星ホテルが多いことなどもあり、夜遅くまで多くの人が行き交っていたのが印象的でした。
ストロッツィ通り(Via degli Strozzi)
トルナブオーニ通り、レプッブリカ広場を結ぶ全長約180メートルの通り。通りにあるストロッツィ宮(Palazzo Strozzi)が名前の由来。ルイ・ヴィトンやカルティエ、ボッテガ・ヴェネタなどがブティックを構えています。ブランド好きな方はトルナブオーニ通りと合わせて押さえておいてください。
ローマ通り(Via Roma)
サン・ジョヴァンニ広場、レプッブリカ広場を結ぶ全長約100メートルの通り。グッチやプラダ、ミュウミュウなどがブティックを構えています。夜にサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂からヴェッキオ橋方向に向かう際はこちらの通りを通ると安心です。
カルツァイウオリ通り(Via dei Calzaiuoli)
シニョリーア広場(Piazza della Signoria)とドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)を結ぶ全長約300メートルの通り。午後9時前に撮影した写真になります。主要観光地を結ぶ通りになるため、夜になっても人通りは多い印象を受けました。
コルソ通り(Via del Corso)
カルツァイウオリ通りとプロコンソロ通り(Via del Proconsolo)を結ぶ通り。写真左はトスカーナ料理の人気店「Ristorante il Paiolo」。中心部にある何気ない通りですが、フィレンツェの夜の姿をお伝えするために、今回取り上げています。
チェッレターニ通り(Via de’ Cerretani)
サン・ジョヴァンニ広場から伸びる通り。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に向かう際に通る通りになります。写真は午後10時過ぎに撮影したもの。人はまばらですが、警察車両によるパトロールが実施されていました。
最後に
フィレンツェの夜景については、ミケランジェロ広場とアルノ川沿い(ヴェッキオ橋周辺)が見所になります。特にミケランジェロ広場から見る夜のフィレンツェの街並みは感動ものです。時間が限られている方も、睡眠時間を割いて訪れてみてください。絶対に後悔しないと思います。
24時頃まで夜景の撮影をしていましたが、ミケランジェロ広場からサン・ニッコロ門へ向かう階段に若者達がたむろしていた程度で、治安面で不安を感じることはありませんでした。なお、夜のフィレンツェの雰囲気を知っていただくために、今回は通りの写真も掲載しています。
以上、ぜひ上記を参考にフィレンツェの夜景巡りを楽しんでください!