ハンブルク観光の決定版!必見の世界遺産とおすすめ観光地3カ所まとめ

ハンブルク
旧巻き揚げ機操縦士棟(Wasserschlössen)

ドイツ・ハンブルクには、歴史と近代建築が共存する魅力的な観光スポットが点在しています。

この記事では、世界遺産「ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街」をはじめ、ハンブルク市庁舎、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、そして港沿いのヤン・フェダー・プロムナードの3つの注目スポットを紹介します。

歴史、芸術、港町の風景が楽しめるコースで、ハンブルクの魅力を満喫しましょう。アクセスや見どころもあわせてご案内します。ぜひ最後までご覧ください!

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世界遺産「ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街」

世界遺産に登録された「ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街(Speicherstadt and Kontorhaus District with Chilehaus)」は、19世紀から20世紀初頭にかけて繁栄した港湾都市の歴史と商業文化を今に伝えるエリアです。

赤レンガ造りの壮大な倉庫群と独特の表現主義建築のチリハウスは、建築美と歴史的価値が高く、多くの観光客を魅了しています。水路に囲まれた美しい景観も見どころです。それではこれから倉庫街、商館街に分けて魅力をお伝えします!

倉庫街「シュパイヒャーシュタット(Speicherstadt)」

シュパイヒャーシュタットは、ドイツ・ハンブルクの港湾エリアに広がる世界最大級の赤レンガ造りの倉庫街。工業と貿易の発展を背景に19世紀後半から20世紀初頭にかけて建設され、当時の貿易活動の中心地として、コーヒーや紅茶、カカオ、香料、タバコなど様々な商品の保管に使われてきました。運河に囲まれた独特の地形と赤レンガ建築が織りなす美しい景観は、訪れる人を魅了しています。

見所としては、かつて発電所としてエネルギー供給を行っていた旧ボイラーハウス(Kesselhaus)、交易の歴史を感じさせる旧コーヒー取引所(Kaffeebörse)、水辺に建つ美しい旧巻き揚げ機操縦士棟(Wasserschlössen)などが挙げられます。また、倉庫街の歴史や物流の仕組みを学べるシュパイヒャーシュタット博物館(Speicherstadtmuseum)もあり、見応えは十分です。世界遺産でありながら、筆者が訪れた際は観光客が少なく、静かな雰囲気の中で自分のペースで散策を楽しめました。

最寄り駅:Uバーン「Baumwall」駅、「Meßberg」駅など
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商館街「コントーアハウス地区(Kontorhausviertel)」

コントーアハウス地区は、20世紀初頭の商業建築が集まる歴史的なオフィス街。第一次世界大戦後の経済成長期に都市整備の一環として計画的に建設され、当時としては革新的だった鉄筋コンクリート構造を採用した高層のオフィスビル群が特徴。

最大の見所は、地区を代表する建築物「チリハウス(Chilehaus)」です。1924年に完成したこの建物は、レンガ表現主義の傑作として世界的に知られており、船の舳先のような尖った角度のファサードが印象的です。設計は著名な建築家フリッツ・ヘーガーが担当。チリ産の硝石(火薬の原料)で財を成した海運王ヘンリー・B・スローマンが依頼者であったことが名前の由来になっています。

その他、「シュプリンケンホーフ(Sprinkenhof)」や「モーレンホーフ(Mohlenhof)」なども注目すべき建物になります。特にシュプリンケンホーフは幾何学的装飾と中庭を持つ大規模オフィスビルで、当時の建築技術の粋が凝縮されています。倉庫街とは異なる、都市的で洗練された建築美を味わえる点がこの地区の魅力だと思います。

最寄り駅:Uバーン「Steinstraße」駅、「Meßberg」駅

■チリハウス(Chilehaus)

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印象に残った観光地3カ所

1. ハンブルク市庁舎(Hamburger Rathaus)

ハンブルク市庁舎(Hamburger Rathaus)は、ハンブルク観光で必ず訪れたい人気スポットの一つ。1897年に完成したネオルネサンス様式の建物で、外観は精巧な彫刻や尖塔を備えたデザインが特徴。内部は見学ツアーで公開されており、金箔装飾が施された祝賀の間や豪華な議場などを間近で見ることができます。市内中心部に位置し、地下鉄や中央駅からのアクセスも良好です。

住所:Rathausmarkt 1, 20095 Hamburg(地図
アクセス:Uバーン「Rathaus」駅からすぐ

2. エルプフィルハーモニー・ハンブルク(Elbphilharmonie Hamburg)

エルプフィルハーモニー・ハンブルク(Elbphilharmonie Hamburg)は、ハンブルクの新たなランドマークとして注目を集めるコンサートホールです。倉庫街にある旧穀物倉庫を基礎に、その上に波のようにうねるガラス張りの近代建築が重なる、革新的なデザインが特徴です。

展望台からはハンブルク港や市街地を一望でき、コンサートを鑑賞しなくても訪れる価値があります。展望台の入場は無料ですが、1階のカウンターでチケットを受け取る必要があります。実際に訪れた印象としては、展望台は建物中央の凹んだ部分に位置しており、超高層というわけではありませんが、街を見渡すには十分な高さがありました。無料でこの景色を楽しめる点も含め、訪れてよかったと感じました。

■展望台からの景色

営業時間(展望台):月〜日 10:00〜20:00
住所:Platz d. Deutschen Einheit 4, 20457 Hamburg(地図
アクセス:Uバーン「Baumwall」駅から徒歩6分
ホームページ:https://www.elbphilharmonie.de/
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3. ヤン・フェダー・プロムナード(Jan Fedder Promenade)

ヤン・フェダー・プロムナード(Jan Fedder Promenade)は、ハンブルク港沿いに整備された遊歩道で、美しい運河や倉庫街の景観を楽しめる人気の観光スポット。ドイツの名優ヤン・フェダーが名前の由来。倉庫街や水面に映る街並みを眺めながら散歩を楽しむことができ、特に夕暮れ時の風景は一見の価値ありです!

アクセス:Uバーン「Baumwall」駅からすぐ(地図
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最後に

ハンブルクは歴史的建築と現代的なデザインが見事に融合した、ドイツでも特に魅力的な観光都市の一つです。世界遺産「ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街」では、港町として発展した歴史や独自の都市景観が楽しめます。

さらに、荘厳なハンブルク市庁舎や、音楽と建築が融合したエルプフィルハーモニー・ハンブルク、港の風景を満喫できるヤン・フェダー・プロムナードなど、見どころが徒歩圏内に集まっているのも大きな魅力です。

歴史散策から写真撮影、のんびりとした散歩まで、多様な楽しみ方ができるハンブルク。初めて訪れる方はもちろん、リピーターにもおすすめできる充実した観光エリアです。この記事を参考に、ぜひ自分のペースでハンブルクを満喫してください。

なお、今回紹介した世界遺産や観光地の場所は以下のグーグルマップで確認してください。

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