尻場山は積丹ブルーを見ることができる絶景スポット!
尻場山で見ることができる絶景とは?小樽中心部から気軽にバスで行ける場所だった?登山道で注意すべき点は?
尻場山は積丹ブルーの絶景を見ることができる場所として、最もおすすめしたい場所になります。今回は筆者が撮影した写真(多めです)と共に、尻場山の絶景スポット及び行き方(登山道など)を紹介します。小樽、余市観光を計画されている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください!
※その他積丹ブルーの絶景スポットは以下の記事をご覧ください。
尻場山とは?
尻場山(しりぱやま)は、北海道余市郡余市町に位置する標高296メートルの山になります。
登山道は高野山真言宗「新四国八十八ヶ所霊場」の参詣道になっており、所々に~番~寺(例:八十八番大窪寺)という文字が彫られたお地蔵さんが置かれています。それらのお地蔵さんにお参りすることで、四国八十八ヶ所霊場の巡礼と同等のご利益が得られるということです。
自然溢れる尻場山には多くの生き物が生息しています。生き物が生活する場所に入らせてもらうという意識を持って、自然に敬意を払うことが重要だと思います。なお、筆者が登った際にはシマヘビ、衰弱したコウモリ、スズメバチなどに遭遇しました。近くでヒグマの目撃情報がありましたが、スマートフォンのスピーカーから音楽を流すなど警戒して登った結果、ヒグマに遭遇することはありませんでした。
※訪問される方は黒系・露出を避けた服装(パンツスタイル)で、必要に応じて虫除けスプレーを携帯されることをおすすめします。なお、長い棒状のもの(トレッキングポールなど)があれば、ヘビとの遭遇時や蜘蛛の巣取り、草をかき分ける際に役立ちます。
小樽からバスで尻場山へ
これから写真と共に、小樽中心部からバスを利用した行き方、尻場山の登山道について説明していきます。以下のグーグルマップ(行先は尻場山の駐車場付近にしています)も合わせて参考にしてください。
小樽駅のバスターミナルから登山口駐車場まで
■小樽駅のバスターミナル
小樽駅にあるバスターミナルの5番乗り場「余市・積丹」方面のバスに乗車します。道中は海岸線や余市の街並み(ニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所など)を見ることができます。
■バス停「富沢8丁目」
富沢8丁目が最寄りのバス停になります。小樽駅のバスターミナルからの所要時間は約50分、料金は590円になります。現金はもちろん、SuicaやPASMOなどでも支払うことができます。
■富沢8丁目のバス停から見た尻場山
富沢8丁目のバス停から尻場山を撮影。飲み物や軽食の購入はこちらのローソンが便利です。直線の道を尻場山方面に向かって歩いてください。
■余市神社
富沢8丁目のバス停からまっすぐ歩くと、余市神社に行きつきます。写真右側に尻場山の登山口に通じる道があります。
■余市神社脇の道路
こちらの道を進んでいくと駐車場に行きつきます。写真は舗装された道路ですが、途中、砂利道になる場所もあります。なお、車は容易にすれ違えないため、車で行く方は注意した方が良いかもしれません。
■駐車場
バスで行く方には関係ありませんが、車で行く方は平日の早朝~8時台に行くと良いかもしれません。筆者が平日に訪れた際は、7~8時台は車なし、11時台は4台の車が駐車されていました。
登山口から頂上へ
■尻場山の登山口
階段を上った左側に登山道があります。
■登山口近くの登山道
登山口付近の登山道は写真の通りゴツゴツした岩が多い場所になります。
■印象的なお地蔵さん
登山道を進むと少し大きめのお地蔵さんがあります。ここから先の道は急で砂がむき出しになっているため、やや滑りやすくなっている点には注意が必要です。ロープはありますが、滑りづらい靴で登ることをおすすめします。
■携帯電話関連の塔?
携帯電話関連?の塔だと思いますが、良い目印になります。
■踊り場、分岐点
写真の先は踊り場になっており、先に進むことは出来ません。お地蔵さんの脇にある道が登山道になりますので注意してください。なお、踊り場から積丹ブルーを見ることは出来ませんが、休憩をする場所として適しています。
■分岐点後の登山道
分岐点後は比較的歩きやすい道が続きます。お地蔵さんを目印に歩き続けてください。
■積丹ブルーが見られる場所
ペットボトルを置いている辺りから積丹ブルーを見ることができます(以下の写真)。そのため、頂上に向けて気持ちを高揚させてくれる場所とも言えます。
■頂上に向かう分岐点
登山道を道なりに歩くとこちらの分岐点に辿り着きます。画像右の道が頂上に向かう道、画像左の道は下山道になります。頂上に向かう道はピンクのリボンや設置物がありますが、念のため木の特徴などを覚えておくと良いと思います。
■頂上に向かう道
写真のような道を進んでいきます。
■尻場山の頂上
こちらからは絶景を見ることができません。写真左下側に絶景ポイントに通じる道があります。分かりづらいと思われる方は、崖沿いに目をやると道があるのが分かると思います。
尻場山から見た積丹ブルーの絶景
この写真の景色を見た時、疲れが吹き飛びました。日本にもこのような絶景があるのか!と感動したことを思い出します。壮大な自然、積丹ブルーの美しさを踏まえ、積丹ブルー関連で最もおすすめしたい絶景スポットです。
■切り立つ崖とローソク岩
崖方面をズームして撮影した写真です。崖の荒々しさ、ローソク岩(写真右上)を見ることができます。
■絶景を見ることができる場所
写真奥、真ん中、手前に絶景を見ることができる場所があります。広い場所ではないため、5~6人が一度に見ることができる限界だと思います。混雑時は譲り合う必要がありますので、ゆっくり見たい方は平日の早朝がおすすめです。
分岐点から登山口駐車場へ
■下山道
分岐点からの帰り道になります。滑りやすい場所ということでロープが備え付けられています。
■下山道
滑りやすい道を通過した後はシダ植物や笹が生い茂る道になります。植物との距離が近くなりますので、肌を露出した服装は避けた方が無難です。
■八十八番大窪寺のお地蔵さん
■下山道出口への道
写真の先がコンクリート舗装された出口になります。なお、このコンクリート舗装の道を進んでも何もありません。筆者は進んでみましたが、草が生い茂る道のない場所に辿り着いただけでした。
基本情報・滞在後記
基本情報 | |
住所 | 北海道余市郡余市町(地図) |
料金 | 無料 |
最寄りのバス停 | 富沢8丁目 |
運賃(小樽駅バスターミナルから乗車) | 590円(片道) |
バス停から登山口までの所要時間 | 約17分 |
登山口から頂上までの所要時間 | 約1時間 |
頂上から下山道出口までの所要時間 | 約35分 |
滞在後記
尻場山の絶景に出会ったことで、もっと日本の美しい自然について理解を深めたいと感じるようになりました。小樽観光の一環として訪問しましたが、小樽観光で最も印象に残った場所がこの「尻場山」でした。
尻場山の登山道については、岩がゴロゴロしている場所、滑りやすい場所もあり、歩きやすい道が続いているというわけではありませんでした。結果として足の指に血豆ができましたが、全体的に楽しい登山ができたと思います。積丹ブルーの絶景を見るなら尻場山が一番おすすめです。
熊鈴の携帯といったヒグマ対策に加え、スズメバチ対策(黒系の服を着ない)を行うなど安全面に考慮して、尻場山の頂上を目指してみてください!