【アテネの気候】夏場の暑さに要注意!平均気温、降水量の注意点は?

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿(Parthenon) アテネ

今回はギリシャの首都「アテネ」の気候について紹介します!

パルテノン神殿など古代ギリシャの歴史を感じることができるその都市には多くの観光客が訪れています。しかし、日本からの直行便はないため、アテネ旅行を計画する前に現地の平均気温、降水量はチェックしておきたい項目の一つです。

今回は平均気温や降水量のグラフ、気候の特徴、筆者が実際に滞在して感じたポイント等を踏まえてアテネの気候について紹介します。ぜひ、旅行計画を作成する際の参考にしてください!

※平均気温、平均降水量は10〜11月が2021年、それ以外の月は2022年のデータを使用。東京の降水量は平年値を使用しています。

スポンサーリンク

アテネの気候について

ギリシャ・アテネは地中海性気候(ケッペン気候分類:Csa)に属しています。

ヒートアイランド現象の影響などにより、夏場の平均最高気温は33℃台になっています。ただし、実際に夏場に滞在した感想では、湿度が低いため、気温ほど暑さが気になることはありませんでした。冬場の平均最低気温は6℃台であり、ヨーロッパでは特に温暖な気候になっています。

なお、相対湿度は年平均で60%台前半、夏場は40%台でカラッとした暑さになります。11〜3月は60%台後半から70%台前半になります。

■平均降水日数

月別の平均降水日数は6〜9月が2日前後、12〜3月は10〜12日、4月・11月は9日程度、5月・10月は7日程度になります。平均降水日数は夏場が極端に少なく、冬場は10日以上とやや多くなっています。そのため、降水量も夏場は少なく、冬場は多くなる傾向があります。

■平均日照時間

月平均の日照時間は1年を通して100時間を上回っています。5〜8月は300時間を上回っており、4月・9月は200時間台、10〜3月は100時間台になります。冬場の12月は日照時間が105時間ですが、パリなどと比較した場合、日照時間は長くなっています。

スポンサーリンク

日の出、日の入り時刻、月平均日照時間

以下は日の出、日の入り時刻、月平均日照時間(その月の日照時間の合計)になりますが、その年や日によって変動するため、参考値としてご覧ください。

日の出 日の入り 日照時間
1月 7時40分 17時30分 158時間
2月 7時15分 18時05分 168時間
3月 6時35分 18時30分 189時間
4月 5時50分 19時00分 225時間
5月 5時15分 19時30分 303時間
6月 5時05分 19時50分 360時間
7月 5時15分 19時45分 384時間
8月 5時40分 19時15分 359時間
9月 6時10分 18時30分 252時間
10月 6時35分 17時45分 198時間
11月 7時05分 17時15分 144時間
12月 7時35分 17時05分 105時間
スポンサーリンク

アテネの平均気温

アテネの気温(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均気温のポイント】

夏場は平均最高気温が34℃台、平均最低気温は24℃台になります。暑さは厳しいですが、上記の通り湿度が低いため、気温より過ごしやすく感じます。ただし、観光では外を歩く機会が多くなるため、熱中症に注意する必要があります。

冬場の平均最高気温は13℃程度、平均最低気温は約6℃になり、寒さが厳しいという状況ではありません。しかし、年によってはマイナス気温が観測されているため、観光の前には天候、気温をチェックしておきたいところです。

アテネの平均降水量

アテネの平均降水量(グラフ)
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/climatview/frame.php)のデータを基に筆者作成。

【平均降水量のポイント】

1月は東京より降水量が多くなっていますが、基本的に降水量はあまり多くありません。特に4〜7月の少なさが目立っています。10月(2021年)は降水量がやや多くなっていますが、2018年10月は10mm、2019年10月は22mm、2020年10月は16mmと少ないため、気にする必要はないかもしれません。

スポンサーリンク

服装について

こちらでは月別に半袖系、長袖系、ジャケット系、コート系の4つに分けて、旅行する際のおすすめの服装を紹介していきます。1日の温度差や気候状況により、最適な服装が異なる場合がありますので、あくまで目安として参考にしてください。

夏場は半袖・短パンが基本的なスタイルになります。女性も薄着で問題ありませんが、日差し、室内の空調が気になることもありましたので、薄手の羽織るものを持っておくと安心です。冬場はジャケットにコートを合わせる格好で問題ありません。日照時間の影響などから平均最高気温は13℃前後になるため、日中でもコートを着て出歩く場面が多くなります。

半袖系 長袖系 ジャケット系 コート系
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月

※◎=最適、=出番あり、△=持っていると安心

スポンサーリンク

気になるベストシーズンとは?

平均気温、降水量、日照時間を考慮した場合、おすすめしたいシーズンは5〜6月になります。活発に出歩くにはちょうどいい気温で、降水量も少ないのでおすすめ。また、筆者は2023年4月に訪問しましたが、とても過ごしやすい気温だと感じたので、4月の訪問もおすすめしたいです。なお、年間の降水量は少ないため、平均気温や日照時間を基準にして観光時期を選ぶのが良いと思います。

総括

今回のアテネの記事で押さえておきたいポイントは以下の通りです。

・5〜6月がベストシーズン(平均気温、降水量、日照時間を考慮)

・夏場は降水量が圧倒的に少ないが、平均最高気温は34℃台

・冬場は平均最低気温が約6℃、ヨーロッパでは温暖

そのほか、治安面が気になる方は、日の入り時刻が遅くなる5〜7月に訪れると良いと思います。アテネの中心部は細い路地や入り組んだ道が多いため、安心して出歩ける時間が長いことも観光時期を選ぶポイントになります。

最後に世界トリップではアテネの観光地、買い物スポット、治安などの記事も配信しています。ぜひ以下のリンクからご覧ください。

世界トリップでアテネ観光を計画しよう!
パルテノン神殿など古代ギリシャの雰囲気が残るアテネの街。しかし、魅力はそれだけではありません。世界トリップでは観光や買い...