スウェーデンの首都「ストックホルム」は、北欧デザインやハイブランド、地元の特産品まで幅広いショッピングが楽しめる都市です。伝統とモダンが融合する街並みには、洗練されたデパートや個性的なマーケットが点在し、買い物好きにはたまらない魅力が詰まっています。
こちらの記事では、ストックホルムで訪れるべきおすすめの買い物スポットを厳選して紹介。高級ブティックが並ぶエリアから、地元の食材が揃う市場まで、観光と合わせて楽しめる10か所をピックアップしています。ショッピングを通じて、スウェーデンのライフスタイルや文化にも触れてみませんか?
今回は「デパート、ショッピングモール」「ショッピングストリート」「マーケット」「ストックホルム発のブランド」のカテゴリーに分けて買い物スポットを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
デパート、ショッピングモール
1. ノーディスカ・コンパニー(Nordiska Kompaniet)
ノーディスカ・コンパニー(Nordiska Kompaniet、通称NK)は、ストックホルムを代表する高級デパート。創業は1902年で、北欧最大級の規模を誇り、ファッション、コスメ、家具、食品など幅広い商品を取り扱っています。
シャネル、サンローラン、エルメスなど有名ブランドが揃い、品質の高い商品が手に入ることから地元の人や観光客に人気。歴史ある建物は美しいアールデコ調のデザインで、ショッピングだけでなく建築やインテリアも楽しめます。市内中心部からアクセスしやすい場所にあり、ストックホルム観光の際は必訪のスポットです。
■ブロア情報
Lower Ground Floor(地下1階):家具、キッチン用品、フードホールなど
Ground Floor(1階):ラグジュアリー、コスメ、ジュエリーなど
1st Floor(2階):婦人服など
2nd Floor(3階):紳士服など
3rd Floor(4階):インテリア、スポーツウェアなど
4th Floor(5階):キッズ、本など
※階数の数え方が日本とは違うので注意。かっこには日本の階数を表示しています。
2. ガレリアン(Gallerian)
ガレリアン(Gallerian)は、1976年に開業したストックホルム中心部に位置するショッピングモール。ファッション、エレクトロニクス、トイ、インテリアなど約50のショップ、30軒のカフェやレストランがテナントとして入っています。日常の買い物から贈り物選び、カフェ休憩まで1箇所で楽しめる注目スポットです。スウェーデン発祥の「IKEA」などがアンカーテナントになっているため、お土産選びも楽しめます。
3. ムード・ストックホルム(MOOD Stockholm)
ムード・ストックホルム(MOOD Stockholm)は、ストックホルム中心部レーゲリングスガータン通りに位置する2012年に開業したスタイリッシュなショッピングモール。ファッション、ビューティー、インテリアなどの個性的なブランドを中心に約30のショップが入っています。ハイブランドのヴィンテージ品などを取り扱っている「A Retro Tale」などが見所。なお、入口にはスウェーデン人彫刻家「カイサ・フォン・ツェイペル(Cajsa von Zeipel)」の印象的な作品「Pretty Vacant」があります。
ショッピングストリート
4. ドロットニングガータン(Drottninggatan)
ドロットニングガータン(Drottninggatan)は、ストックホルム中心部を南北に走る全長約1.5kmの歩行者専用ショッピングストリート。H&MやZara、Weekday、Lindexなどのファッションブランドをはじめ、Åhléns City(オーレンス・シティ)といったデパートもあり、衣料品や雑貨、コスメまで幅広い買い物が楽しめます。Lagerhausなど北欧デザイン雑貨の専門店、Beyond Retroといった古着店などもあります。ストックホルムで最も賑わっている通りで、ストックホルム観光で一度は訪れる場所になります。
5. ビリエル・ヤールスガータン(Birger Jarlsgatan)
ビリエル・ヤールスガータン(Birger Jarlsgatan)は、スウェーデン王立歌劇場付近っから北に伸びる大通り。グッチ、ティファニー、ルイ・ヴィトン、シャネル、プラダ、ボッテガ・ヴェネタなど世界的なラグジュアリーブランドのブティックが軒を連ねています。格式ある街並みと充実した店舗が魅力で、ストックホルムの上質なショッピング体験を味わえるエリアになります。
6. ビブリオテークスガータン(Biblioteksgatan)
ビブリオテークスガータン(Biblioteksgatan)は、ストックホルム中心部のノールマルム広場(Norrmalmstorg)から伸びる約200メートルのショッピングストリート。通り全体が美しく整備されており、歩行者専用の快適な環境の中でショッピングが楽しめます。
通りにはFilippa K、J.LINDEBERG、TOTEMEの本店、ノールマルム広場にはAcne Studios、HOPEの本店があり、ストックホルム発のブランドが集まっている点がポイント。さらに、BOSS、GEORG JENSEN、OMEGA、RALPH LAURENなどのブティックもあります。
7. ヴェステルロングガータン(Västerlånggatan)
ヴェステルロングガータン(Västerlånggatan)は、ストックホルム旧市街のガムラスタンを南北に貫く歴史ある歩行者天国のショッピングストリート。石畳の街並みが魅力で、伝統的な北欧デザインやスウェーデンならではの工芸品を扱う個性豊かな店が軒を連ねています。ストックホルム発のレザーブランド「ニストローム(NYSTRÖM)」などの店舗に加え、多くの観光客が訪れるため、ギフトショップも多いです。そのため、ユニークなギフトやお土産を探すのにも最適で、散策しながら買い物を満喫できるショッピングストリートとしておすすめです。
マーケット
8. エステルマルム市場(Östermalms Saluhall)
エステルマルム市場(Östermalms Saluhall)は、1888年創業の歴史的な屋内市場。赤レンガ造りの建物内には、新鮮なシーフードや肉類、チーズ、野菜などの高品質な食材を扱う専門店が多数並びます。市場では食材の購入だけでなく、イートインスペースで北欧料理などを味わうことも可能です。「Lisa Elmqvist」は王宮御用達の魚屋で人気が高く、ミシュラン1つ星の併設のレストランでは伝統料理が楽しめます。新鮮な食材や伝統料理を体験できる場所としておすすめです。
9. ヒュートリエット屋内市場(Hötorgshallen)
ヒュートリエット屋内市場(Hötorgshallen)は、ストックホルム中心部のヒョートリエット広場にある1884年からの歴史を持つ屋内市場です。市場内には新鮮な魚介類や肉類、チーズ、野菜、スパイスなど多彩な食材店が並び、トナカイやムースなど北欧ならではの珍しい肉類も販売されています。そのほか、市場にはシーフード料理、アジア料理などが味わえるレストランもあります。また、ヒョートリエット広場では日曜日に蚤の市が開催されています。
ストックホルム発のブランド
10.ジェイリンドバーグ(J.LINDEBERG)
ジェイリンドバーグ(J.LINDEBERG)は、ディーゼルでマーケティングディレクターなどを務めたヨハン・リンドバーグが1996年に設立したブランド。前述の通り、ビブリオテークスガータン(Biblioteksgatan)に本店があります。そのほか、ストックホルム発の注目しておきたいブランドについては、以下の記事をご覧ください。
最後に
ストックホルムでのショッピングは、単なる買い物にとどまらず、その街の個性や歴史、人々の暮らしを感じる体験でもあります。クラシカルな市場では地元の食文化に触れられ、モダンなブティックやデパートでは北欧の最新トレンドを体感できます。
街を歩くだけでも美しい建築やディスプレイに目を奪われ、訪れる場所ごとに異なる表情を見せてくれるのもこの街ならではの魅力です。旅行の目的が観光であっても、ふと立ち寄った店で見つけたアイテムが旅の記憶を彩ってくれます。記事で紹介した買い物スポットをきっかけに、心に残る買い物体験を楽しんでください。
なお、今回紹介した場所は以下のグーグルマップで確認してください。