ギリシャの首都「アテネ」発の9ブランドを紹介!
ギリシャには金細工師や銀細工師が多くいたため、多くの宝飾ブランドがあります。ローマに本店があるブルガリの創業者「ソティリオス・ブルガリス」もギリシャ出身の銀細工師でした。
ですが、今回は宝飾品ブランドに偏らないようにバッグや衣料品などを手掛けるファッションブランドも入れています。元バレンシアガのデザイナーが手掛けるサンダルブランド、2013年に設立された革製品ブランド、ギリシャの新世代デザイナーで影響力のある人物が手掛けるファッションブランドなどを掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
アテネ発のブランドまとめ
1.エンシェント・グリーク・サンダルズ(Ancient Greek Sandals)
エンシェント・グリーク・サンダルズは、クリスティーナ・マティーニ(Christina Martini)とニコラス・ミノグロウ(Nikolas Minoglou)が2011年に設立したサンダルブランド。
クリスティーナ・マティーニは元バレンシアガのシューズデザイナーで、ルイ・ヴィトンなどでも経験を積んだ人物。ニコラス・ミノグロウはロンドン生まれのギリシャ育ちで米国バブソン大学でMBAを取得した人物。ケイト・ボスワース(Kate Bosworth)などのセレブが愛用したことでブランドの知名度が向上し、現在に至っています。
2.カリスタ(CALLISTA)
カリスタは、シリア・シガロウ(Celia Sigalou)とエレニ・コンスタンティニド(Eleni Konstantinidou)が2013年に設立した革製品ブランド。トートバックやショルダーバッグといったバッグが主力で、財布やポシェットなども手掛けています。価格の目安はトートバックが700ユーロ前後、ショルダーバッグが500ユーロ前後になります。
良質な素材と洗練されたデザインが特徴で、シンプルでスッキリした感じが好きだけどデザイン面も妥協したくないという方におすすめしたいブランドです。本店はシャネルなどが展開しているアテネのブランド店街に位置しています。なお、女性向けがメインですが、男性用バッグも販売されています。
3.フォリフォリ(Folli Follie)
フォリフォリはディミトリス・コウソリウソス(Dimitris Koutsolioutsos)が1982年に設立した宝飾ブランド。アテネに1号店を出店し、1995年に海外初の店舗を日本に出店するなど事業を拡大。国際的なブランドに成長しましたが、近年は苦戦している印象です。ネックレスなどのジュエリー、腕時計、バッグなどを展開しており、比較的手が出しやすい価格帯になっています。
4.ララウニス(LALAoUNIS)
ララウニス(LALAoUNIS)は、家業が金細工師だったイリアス・ララウニス(Ilias Lalaounis)が1960年代に独立して設立したブランド。古代ギリシャやペルシャ、ビザンティン美術などから影響を受けたデザインが評価され、米国にオフィスを構えるまでに成長しています。現在は彼の4人の娘が会社を運営しています。なお、アクロポリス美術館近くにイリアス・ララウニス宝石博物館があります。
5.リアナ・カンバ(LIANA CAMBA)
リアナ・カンバは、ファッションデザイナー「リアナ・カンバ(Liana Camba)」が1980年代に設立したブランド。女性向け既製服、ウェディングドレスなどを手掛けています。参考価格はジャケットが500ユーロ前後、パンツが300ユーロ前後になります。デザインは言葉で伝えづらいため、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
6.ステリオス・クドナリス(STELIOS KOUDOUNARIS)
ステリオス・クドナリスは、ファッショデザイナーのステリオス・クドナリス(Stelios Koudounaris)が2008年に設立したブランド。ステリオス・クドナリスはギリシャの新世代デザイナーで影響力のある人物の一人。パリやミラノなどの国際見本市に参加しており、米国や中東、イタリアなどで商品が販売されています。女性用ウェアの参考価格はコートが600ユーロ前後、ジャケットが500ユーロ弱、スカートが300ユーロ前後になります。
7.ヤニス・セルガキス(YANNIS SERGAKIS)
ヤニス・セルガキスは、ヤニス・セルガキス(Yannis Sergakis)が2004年に設立したブランド。家業であったダイヤモンドトレーダーとして働いた後、自身のブランドを設立。金とダイヤモンドをメインに、ネックレスやブレスレット、指輪などを展開。商品はアテネの工房で手作りされています。価格は数万円から数百万円まで幅広いため、デザインも合わせて公式サイトで確認してください。
8.ゼウス・アンド・ディオーネ(ZEUS+DIONE)
ゼウス・アンド・ディオーネは、ディミトラ・コロトゥーラ(Dimitra Kolotoura)、マレバ・グラボフスキー=ミツォタキス(Mareva Grabowski-Mitsotaki)が2013年に設立したブランド。マレバ・グラボフスキー=ミツォタキスはギリシャ首相「キリアコス・ミツォタキス」氏の妻になります。
ブランドで使用されているシルクはギリシャ北東部で作られ、ドレスやスカートはキクラデス諸島などで作られています。参考価格はコートが1000ユーロ前後(セール前)、ジャケットが800ユーロ前後、パンツが500ユーロ前後ほどになります。衣料品のほか、バッグやサングラス、ボウル、キャンドルなども販売しています。なお、日本ではトゥモローランドが商品を取り扱っています。
9.ゾロタス(Zolotas)
ゾロタスは、エフティミオス・ゾロタス(Efthimios Zolotas)が1895年に設立した宝飾ブランド。アイオロウ(Aiolou)通りに1号店を出店、上流階級の顧客を中心に指示を得ていきます。彼の息子「クセノフォン・ゾロタス」はギリシャ首相などを務めた人物。ゾロタスの宝飾品はギリシャの海運王「アリストテレス・オナシス」、米ケネディ大統領夫妻などに愛用されました。現在は大学(Panepistimiou)通りに本店を構えています。
最後に
以上、今回はアテネ発のブランドとして9ブランドを紹介しました。本店の写真では商品が分からないと思いますので、ぜひ気になったブランドはホームページで商品のデザイン、価格をチェックしてみてください。
商品がギリシャ国内で作られているブランドも多いため、アテネ観光の際のお土産や思い出の品を購入する場所としてもおすすめです。なお、各ブランドの本店、ブティックの場所は以下のグーグルマップで確認してください。