ドゥシャンベの治安を一刀両断!バイク等を乗り回す少年に要注意?

ドゥシャンベ

タジキスタン共和国の首都「ドゥシャンベ」は安全?それとも危険?

みなさんはドゥシャンベの治安についてどのような印象をお持ちですか?ドゥシャンベに関する情報は本当に少なく、タジキスタンはアフガニスタンと国境を接していることもあり、治安面に不安を感じている方がいるかもしれません。

今回は筆者がドゥシャンベの治安について調査。観光客が訪れることのないコルツェヴァヤ・チョルボグからAyni Parkにかけて、ドゥシャンベ中央モスクより先のエリアなどドゥシャンベを歩き回って感じた治安面の感想、観光客が注意すべきポイントなどを解説しています。ぜひドゥシャンベ観光を計画する際の参考にしてください。

スポンサーリンク

最初に危険レベルを確認しよう

安全情報

※出典:外務省の海外安全ホームページ

海外旅行に行く前(計画する前)は、必ず「外務省 海外安全ホームページ」で滞在予定地の危険レベルを確認してください。

ドゥシャンベは2025年2月14日現在、レベル1「十分注意」で注意喚起が行われています。ただし、レベル1は渡航中止勧告ではなく、渡航は制限されていません。マニラ、香港、ジャカルタのほか、同じ中央アジアのアルマトイ、タシケントなどもレベル1で注意喚起が行われています。

なお、海外安全ホームページでは、日本の外務省がレベル1「十分注意」、レベル2「不要不急の渡航は止める」、レベル3「渡航中止勧告」、レベル4「退避勧告」の4段階評価で各地域の安全情報を開示しています。

スポンサーリンク

ドゥシャンベの治安について

ドゥシャンベの安全度(5段階評価):★★★

ドゥシャンベの安全度は「問題なし」となる星3つで評価しています。安全度は通常の観光で観光客が軽犯罪(スリなど)以外の犯罪(傷害など)に巻き込まれるか否かを基準にしています。

ドゥシャンベに行く前は旧ソ連構成国であること、情報の少なさ、空港などで賄賂を要求されるといった情報により、治安面に不安を感じていました。しかし、実際に滞在すると、街中には車を取り締まる警察官、建物を警備する警備員などが目立っていました。また、フレンドリーではありませんが、現地の人が危害を加えてくるような様子もありませんでした。

観光エリアではない、コルツェヴァヤ・チョルボグ、Ayni Park、ドゥシャンベ中央モスクを歩いても不安を感じることがなかったため、ドゥシャンベの安全度を星3つで評価しています。

観光客が注意すべき点を発見することは難しく、3点だけ気になる点がありました。これから以下の3点を紹介します。

  • セヴェルニ・バザール近くに人糞?
  • 小さな子供がバギーやバイクを乗り回す?!
  • 要人の移動には注意しよう
スポンサーリンク

セヴェルニ・バザール近くに人糞?

セヴェルニ・バザールはドゥシャンベ中心部の北に位置するマーケットです。筆者は「Safir Hotel」に宿泊しており、ホテルから近かったため、滞在中はよく訪れていました。

写真はセヴェルニ・バザール近くの地下道の入口ですが、そちらの階段に人糞がありました。ドゥシャンベを歩いていてホームレスの方を見かけることはありませんでしたが、夜間にセヴェルニ・バザール周辺を訪れる方は注意した方が良いかもしれません。

スポンサーリンク

小さな子供がバギーやバイクを乗り回す?!

写真はトルコのファストファッションブランド「DeFacto」の店舗がある新タジキスタン国会議事堂近くの横断歩道です。筆者が青信号で渡っていると、12歳くらいの少年が電動バイクで筆者を抜き去っていった際の写真です。また、コヒ・ソモン裏のOmar Khayam通りでは12歳くらいの少年が本物のバギーを乗り回していました。

子供が電動バイクやバギーを乗ることが現地の法律で許されているかは分かりませんが、判断能力が備わっていない可能性があること、電動バイクを利用したひったくりを行う可能性があることから、このような少年には注意が必要になります。

そのほか、ハヤム庭園(Боғи Хайём)横のKaramov通りを歩いていた際、歩道を走るバイクに遭遇しています。よって、肩掛けタイプのバッグなどは持たない方が無難かもしれません。さらに、ドゥシャンベも例外ではなく、その他中央アジアの都市と同じく、運転マナーは最悪です。横断歩道はドゥシャンベでも歩行者優先ではありません。

スポンサーリンク

要人移動には注意しよう(写真撮影について)

写真はソモン宮殿(Кохи Сомон)と呼ばれる高官会議の場などとして使用されている建物の入口です。

筆者が滞在していた際は、毎日19時頃に目の前のルダキ大通りで交通整理が行われ、全ての車が通りの一部から排除された後、警察車両が猛スピードで走り去り、大統領などの要人が乗っていると思われるベンツなどの高級車が猛スピードでソモン宮殿に向かう光景を目にしていました。

そのほか、筆者が朝早くルダキ大通りの「Самбуса №1」という場所の近くを通っていた際、東側から来たロールスロイスを通すため、警察官に道を渡るなという合図をされたこともありました。

ここで注意したいのは、交通整理などが行われ、高級車が猛スピードで走り去る様子を撮影したくなる気持ちは分かりますが、タジキスタンは独裁国家であるため、撮影を警察官に見つかった場合、捕まる可能性があるので注意してください。ソモン宮殿の写真も撮影しない方が無難です。

スポンサーリンク

最後に

ドゥシャンベは治安に関するネタが不足するほど、安全な都市だと感じました。物乞いの方はいましたが、ホームレスと思われる方は見つけることができませんでした。女性一人で夜出歩く際は注意が必要になりますが、メインストリートのルダキ大通りであれば夜間でも問題ないと思います。

そのほか、筆者が乗合タクシー乗り場(Кольцевая Чорбог近く)からホテルに向かっている際、軍用トラックがリッター200メートルなの?と思うくらい物凄い排気ガスを撒き散らしながら走っていたのが印象的でした。砂埃もひどく、その辺りのアレルギーを持っている方は注意してください。

タイトルとURLをコピーしました