剱岳・立山登山で使用したアイテムを一挙公開!
ゲリラ豪雨にも耐えた防水透湿ジャケットとは?一番活躍したのはアシックスのロングスリーブトップだった?信頼性が高いと感じたウォーターキャリーはどの商品?
それでは、剱岳登山などで使用したアイテムを以下の3つのカテゴリーに分けて紹介していきます。
- 衣料品、登山関連用品
- テント関連用品
- その他
※筆者の体型は176cm、64kgです。衣料品についてはサイズを記載しておりますので、参考にしてください。
なお、剱岳登山の様子については、以下の記事をご覧ください。
剱岳・立山登山で使用したアイテムについて
衣料品、登山関連用品
■1.ミレー「ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット」
サイズ:S
カラー:MASTIC
評価:撥水素材が使用されているジャケットですが、透湿ということで蒸れる感じはありませんでした。また、高岡市を取材中、ゲリラ豪雨に遭遇しましたが、撥水効果によって中が濡れることもありませんでした。値段は少々高めですが、機能面からおすすめしたいジャケットになります。
■2.ザ・ノース・フェイス「アルパインライトパンツ」
サイズ:L
カラー:アーバンネイビー
評価:登山の「ド定番パンツ」ということで試してみました。ストレッチ性が高く、岩場のような場面でも履いていてストレスを感じることはありませんでした。裾は登山用シューズに多いミッド・ハイカットに合わせてやや短めになっています。そのため、筆者はワンサイズ大きいLサイズを購入しましたが、Mサイズの方が良かったと思います。
■3.アシックス「LIMO 裏起毛ハーフジップロングスリーブトップ」
サイズ:M
カラー:スモークグレー
評価:今回の登山で一番活躍したと言っても過言ではないウェアがこちらです。登山用のミドルレイヤーは値段が高く、代用品を探していたところAmazonでこちらの商品を発見、購入して大正解でした。着心地は良く、保温性も十分。デザイン面の主張も抑えられており、様々な方に試して欲しい商品です。
■4.ザ・ノース・フェイス「ショートスリーブGTDメランジクルー」
サイズ:M
カラー:ホワイト
評価:吸汗速乾性の面からベースレイヤーとして購入。着心地はもちろん、驚いたのは洗濯後の乾燥の早さです。通常のTシャツと比べ、3倍くらいは乾くのが早いのではないでしょうか。東南アジア旅行なのでも重宝しそうです。なお、ノースフェイスのロゴが胸の位置に付いているだけのシンプルなデザインも良かったです。
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■5.ザ・ノース・フェイス「ショートスリーブカジュアルポロ」
サイズ:S
カラー:ホワイト
評価:こちらは立山の麓や黒部散策用に購入したポロシャツになります。ノースフェイスのポロシャツということで、速乾性に期待していましたが、ごくごく普通のポロシャツでした。作りがしっかりしているという点ではおすすめできるポロシャツになります。
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■6.ボディワイルド「AIRZ長袖Tシャツ」
サイズ:M
カラー:ライトグレー
評価:こちらは買わない方が良かったです。吸汗速乾性は悪く、全ての面でノースフェイスのショートスリーブGTDメランジクルーに負けていました。商品写真では首元がピタっとなっていますが、体型に合ったサイズを購入した場合、そのようになる方はほぼいないと思います。
■7.CW-X「スポーツタイツ(HCO779)」
サイズ:L
カラー:ブラック
評価:こちらの商品は購入して良かったです。こちらを履いて剱岳などを登った際は、膝が痛くなることはありませんでした。しかし、履かなかった立山登山では膝が痛くなったため、履くのと履かないのとでは天と地ほどの差があると実感させられました。20~30代で膝が悪くない方も、絶対にこのようなタイツを履く、もしくはテーピングをして登った方が良いと思います。
■8.カリマー「トレッキングハット」
サイズ:L
カラー:ダークベージュ
評価:ノースフェイス以外のトレッキングハットを探していた際に発見し、デザインが気に入って購入しました。写真の通りメッシュになっており、真夏でも頭が蒸れることはあまりなく、しっかりと日差しから顔を守ってくれました。また、撥水加工がされているため、少々の雨なら弾いてくれます(ただし、あまり期待してはいけません)。
■9.ミレー「QDトレックグローブ」
サイズ:M
カラー:チャコール
評価:耐久性は高くありませんが、乾きの早さ、グリップ力などの面からはおすすめできるグローブです。濡れた岩でもしっかり掴むことができたため、剱岳のような岩場の多い登山でも使用可能です。デザイン性の高さからもおすすめしたいグローブです。
■10.DICプラスチック「超軽量ヘルメット軽神」
カラー:白
評価:持った感想は「軽い!」の一言です。内側にはクッション材がしっかり入っており、厚生労働省の保護帽規格「飛来・落下物用」及び「墜落時保護用」の検定にも合格しています。登山用のヘルメットを被らなければいけないというルールはありません。むしろ、普通のヘルメットの方がコスパに優れています。デザイン面に拘りがなければ、こちらのヘルメットが断然おすすめです。白以外の色もあるので、ぜひAmazonでご覧ください。
■11.モンベル「U.L.フォールディングポール120」
カラー:ブルー
評価:筆者は飛行機を利用して立山に向かったため、ある程度コンパクトに折り畳めるトレッキングポールが必要ということでこちらの商品を購入しました。160gほどと軽く、とても丈夫です。そのため、立山から五色ヶ原に向かう際は特に活躍してくれました。トレッキングポールは個人によって最適なサイズが異なるため、実際の店舗で購入されることをおすすめします。なお、現在は同じ色のU.L.フォールディングポール120は売られていないかもしれません。価格も値上がりしているようです。
■12.セルフビレイ用のスリングとカラビナ
- カラビナ「ネオクラシック ストレート」
- スリング「15mm ナイロンスリング 60」
- カラビナ「カーム HMSスクリュー」
- スリング「15mm ナイロンスリング 120」
安全を考慮して剱岳に携行することにしたセルフビレイ用のカラビナとスリングになります。使用することはありませんでしたが、各製品とも作りはしっかりしており、セルフビレイ用としては十分過ぎるほどだと思います。
■13.モンベル「シールドグラス」
カラー:クリア
評価:紫外線や砂埃などから目を守るために購入。高さ調整ができるため、フィット感がよく、登山中はしっかりと目を守ってくれました。なお、筆者はあまり愛想の良い顔をしていないため、人を怖がらせないという意味でクリアを選びましたが、ライトグレーもしくは普通のサングラスの方が良かったかもしれないと少し後悔をしております。
テント関連用品
■14.プロモンテ「超軽量アルパインテント(VL-17)」
カラー:ブルー
評価:重さが1.34kgと軽量であること、組み立てのしやすさがこちらのテントのポイントだと思います。実際に筆者が初めて組み立てた時は嵐でしたが、一人でも急いで組み立てることができたほどです。ただ、注意書きの布の縫い目から水が浸水してきたこと、内側のチャックの繊維がすぐにほつれてきた点は残念でした。縫い目の浸水についてはシームシーラーを塗ることで解決できます。総合的に見れば満足度の高い商品だと思います。
■15.プロモンテ「MFコンパクトシュラフ(MF300)」
カラー:レッド×ブルー
評価:適応温度は+8℃で、9月初旬の剱沢キャンプ場などで使用した際はとても快適に眠ることができました。窮屈な感じもなく、筆者は標準体型ですが、寝返ることもできました。また、空気をしっかり抜けば、かなりコンパクトになります。なお、写真右側はスマートフォンを入れるポケットになります。筆者は使うことはありませんでしたが、スマートフォンや財布を入れるなど盗難対策としても活用できるのではないでしょうか。
■16.サーマレスト「プロライト(レギュラー)」
カラー:ポピー
評価:サーマレストのマットレスですが、作りが本当にしっかりしています。空気を入れるマットレスはすぐに空気漏れを起こすという印象しかありませんでしたが、こちらのマットレスは違っていました。空気を入れる部分(締め方など)が若干分かりづらいですが、事前に確認しておけば問題ありません。岩場などで快適に寝ることはもちろん、テント内部が濡れた際も役立ってくれました。こちらより軽いマットレスもありますが、初めてのマットレスとして購入して良かったです。
■17.プロモンテ「ZZマクラ」
カラー:ブルー
評価:素材は良く、コンパクトに畳める点は高評価。しかし、縦幅がもう少し広い方が眠りやすいと思います。値段は手頃で、マクラとしてまずまず機能してくれるため、コンパクトなマクラが欲しいという方にはおすすめです。
■18.プロモンテ「グランドシート(VL14GS)」
カラー:オリーブ
評価:テント「VL-17」の下に敷いて利用しました。砂利や小さな岩からしっかりとテントの生地を守ってくれたと思います。こちらより安いグランドシートもありますが、純正品を購入しておけば間違いはないと思います。なお、写真は嵐の中、急いでテントを設営したため、必要最低限の処置しかしておりません。何卒温かい目でご覧ください。
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その他
■19.エバニュー「ウォーターキャリー1.5L(EBY207)」
評価:岩と触れても破れることはなく、本当にタフといった印象です。登山においてはそのようなタフさが非常に重要だと言えます。水を失う=命の危険につながる可能性があるためです。その中で、こちらの商品は信頼性が高いものになると思います。値段が手頃な点もおすすめポイントです。
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■20.カタダイン「高性能浄水器BeFree(0.6L)」
評価:緊急時の水分確保を目的に浄水器を購入しましたが、立山周辺は水場が豊富だったため、使用することはありませんでした。ただし、テストで使用したところ、ケミカル的な香りの強さが気になりました。おそらく使用前はかなりの量の水を処理しないといけないのかもしれません。とは言え、手頃に浄水ができるため、興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか。
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■21.ジェントス「LEDヘッドライト(CP-095D)」
評価:写真はヘルメットに装着した状態です。主に日没後の光の確保を目的に購入し、筆者はテント内で写真の整理や記事をまとめるためにこちらのライトを使用しました。明るさは十分で、不満点は特にありません。なお、単三電池1本で使用できること、Ecoモードで20時間使用できることがポイントです。停電時にも役立つため、家庭用に購入しても良いのではないでしょうか。
■22.ドクターヘッセル「インセクトポイズンリムーバー」
評価:北海道でスズメバチの襲撃に遭ったため、念のために購入しました。立山や黒部峡谷ではスズメバチやマムシの姿を見かけなかったため、使用することはありませんでした。一人の場合、背中など手が届かない場所を刺されると使用できない点は注意が必要になりますが、持っておいて損はしない商品だと思います。
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■23.ニチバン「バトルウィンWグリップテーピング」
評価:捻挫などの応急処置用として購入しましたが、こちらも使用することはありませんでした。しかし、その軽さには本当に驚きました。また、昔のテーピングのようにベタベタしていません。次回は膝のテーピング用として利用するかもしれません。
■24.ビオレu全身すっきりシート
評価:テント泊ということで、数日シャワーを浴びることができないため、こちらの全身すっきりシートを購入しました。1枚で広い範囲を拭くことができたため、4日使用でも1つ使い切ることができませんでした。匂いなどの問題もなく、肌にも優しいのでおすすめです。
■25.コーセー「フレッシュケアドライシャンプーシート」
評価:こちらの商品もテント泊ということで購入しました。短めの髪の男性なら1~2枚で足りると思います。使用すると頭がサッパリとし、頭が痒くなることもありませんでした。筆者は肌が弱い体質ですが、問題なく使用できたため、継続的にこちらの商品を使用する予定です。また、ビオレu全身すっきりシートと合わせて、防災グッズとして持っておくと良いと思います。
26.モンベル「トイレキットセット」
評価:登山中、便意に襲われた際に使用する目的で購入しましたが、使うことはありませんでした。こちらも持っておくと安心といった商品の一つです。立山周辺は野糞の宝庫というくらい人間の大便が山という山にありました。このような商品がより普及すると、多くの人が気持ちよく登山を楽しめるのではないかと思います。
最後に
なお、バックパックは筆者が以前から持っていた【PR】コールマン「ウォーカー33」を使用しました。立山で見かけた登山者の90%くらいは本格的な登山用のバックパックでしたが、ウォーカー33もトレッキング用途が考慮されたアイテムなので、荷物が少なければこのようなバックパックでも十分だと思います。
そのほか、シューズはアディダスのトレッキングシューズを履いていました。ローカットのシューズですが、問題なく剱岳登山に使用することができました。しかし、足首を捻りそうになったため、次回シューズを購入する時はミッドカットのシューズを購入するかもしれません。こちらのシューズについては、アルパインライトパンツの写真に写っているため、興味のある方はご覧ください。
以上、剱岳・立山登山で使用したアイテムを紹介しました。これからアイテム開拓をさらに進めて行きたいと思います!