気軽に積丹ブルーを堪能するなら神威岬で決まり!
神威岬は積丹ブルー観光で最も人気のある聖地だった?カムイ番屋で食べた「にしんそば」に大感動?気になる小樽駅からバスを利用した行き方や乗車時間、運賃は?
神威岬はバスで行くことができ、遊歩道が整備された誰でも簡単に積丹ブルーが満喫できる場所です。今回は筆者が撮影した写真と共に、神威岬から見た積丹ブルー、小樽駅からバスを利用した行き方などを紹介します。小樽、積丹観光を計画されている方はぜひ参考にしてください。
なお、その他積丹ブルーの絶景スポットは以下の記事をご覧ください。
神威岬とは?
神威岬は積丹半島の先端、北海道積丹郡積丹町大字神岬町に位置する岬。ニセコ積丹小樽海岸国定公園内にあり、駐車場や遊歩道が整備された人気観光地です。
人の多さはマイナス点ですが、間近に見る積丹ブルーは圧巻です。思わず「綺麗!」「すごい!」といった声が溢れ出るほどで、筆者の周りにいた人達も口を揃えてそのようなことを言われていました。
なお、筆者が訪れた際は、大海原にナブラ(小魚がブリなどの大型魚に追われ、海面がざわついている様子)がいくつも出ていました。さらに、国定公園ということで周囲の自然は守られている印象も受けました。積丹ブルーだけではなく、このような北海道の大自然を楽しめる点も神威岬の魅力だと言えるかもしれません。
小樽駅バスターミナルから神威岬へ
これから写真と共に、小樽中心部からバスを利用した行き方、神威岬の観光ポイントなどを紹介していきます。以下のグーグルマップも合わせて参考にしてください。
※岩内バスターミナルを経由するルートが表示される場合がありますが、古平町・積丹町を通過するルートを参考にしてください。
■小樽駅バスターミナル
小樽駅にあるバスターミナルの5番乗り場「余市・積丹」方面のバス(積丹線、高速しゃこたん号)に乗車。道中はニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所などの余市の街並み、ローソク岩、黄金岬などを見ることができます。神威岬までの乗車時間は約2時間20分(美国バス停でトイレ休憩あり)、料金は片道1810円です。
※積丹線、高速しゃこたん号の運賃は同じです。
■道中で撮影したローソク岩
神威岬の駐車場から岬先端へ
バスはカムイ番屋(白い壁の建物)の下の辺りに停車します。一般車の駐車場の近くにある茶色の建物(写真中央右下)は公衆トイレになります。なお、カムイ番屋にもトイレがあります。
■カムイ番屋から神威岬へ
■モニュメント「風に吹かれてしゃこたんブルー」
こちらのモニュメントは、番号で各観光スポットを紹介しているものになります。筆者が訪れた際は、記念撮影をしている方が散見されていました。
■女人禁制の門へ向かう道
■女人禁制の門
1691~1855年の間、女人禁制になっていましたが、現在は女性の方も通ることができます。なお、強風時は通行止めになることがありますので注意してください。
■岬先端へ向かう道
岬先端へ向かう道はきちんと整備されていますが、途中で道が狭くなったり、上り下りを繰り返す点には注意が必要です。道中は無理をせず、写真中央辺りにあるベンチを利用しながら先端まで向かってみてください。
■積丹ブルー(念仏トンネル方面)
念仏トンネル方面を撮影した写真になります。日当たりによって見え方は違うと思いますが、筆者が訪れた際はこちらの積丹ブルーが一番きれいでした。
■神岬漁港方面
こちら側は日が当たっていなかったためか、きれいな積丹ブルーを見ることが出来ませんでした。ただ、水質自体はとてもきれいそうでした。
■岬の先端
岬の先端には岩があり、多くの人が登って記念撮影をしていました。登って何かがあるわけではありませんが、「目の前に山があるから登る」といったことで筆者も登っておきました。
■神威岩
神威岩(写真中央)は島武意海岸の「女郎子岩」と共に源義経伝説が残る岩になります。
その他施設、観光スポットについて
■カムイ番屋
カムイ番屋は道の駅のような施設になります。各種食品やお酒、キーホルダーといったお土産、シャコタンブルーソフトやしゃこたんブルーラムネといったご当地商品を購入することが出来るほか、食事処も併設されています。食事処のメニューは、ラーメン、そば、牛丼、カレーなどに加え、シーズンには生うに丼を食べることができます。
■筆者が食べたにしんそば
筆者はカムイ番屋で「にしんそば(900円)」を食べました。今まで「ニシン」を食べたことがありませんでしたが、ニシン特有の旨味にとても驚きました。ニシン漁で富豪が生まれたり、町が栄えるといったことは知っていましたが、こんなにも美味しい魚だからこそ、ニシン漁が盛んに行われていたのだと思い知らされました。ニシンを食べたことのない方はぜひ食べてみてください。
■神威岬灯台
岬先端近くに位置する明治21年(1888年)に初めて点灯された灯台。現在の灯台はその後建て替えられたものになります。
■電磁台
太平洋戦争中、昭和17年に完成したレーダーの跡。
基本情報・滞在後記
基本情報 | |
住所 | 北海道積丹郡積丹町大字神岬町(地図) |
料金 | 無料 |
最寄りのバス停 | 神威岬 |
小樽駅バスターミナルからの乗車時間 | 約2時間20分(美国バス停でトイレ休憩あり) |
運賃 | 1810円(片道) |
神威岬バス停から岬先端までの所要時間 | 20~30分 |
公式サイト |
滞在後記
写真で見た積丹ブルーはややオーバーな感じがしていましたが、実際に見た積丹ブルーはそれ以上に美しかったです。筆者が2021年7月下旬(平日)に訪問した際は、多くの人が訪れていましたが、遊歩道が整備されていること、岬先端までの道が長いことから、ゆっくりと積丹ブルーの景色を楽しむことが出来ました。
夏場だったということで熱中症対策には注意が必要になったほか、アブによる「ブンブン攻撃」にも遭いましたが、積丹ブルーや大海原のナブラといった北海道の大自然を満喫することができ、とても満足度の高い訪問になりました。
積丹ブルーを見ることが出来る場所はいくつかありますが、小樽駅からバス1本で行くことが出来ること、バス停から整備された道があること、積丹ブルーを間近に見れることから、神威岬は苦労せず積丹ブルーを見たい方に最もおすすめしたい場所になります。ぜひ、上記を参考に訪れてみてください!