ドミニカ共和国(Dominican Republic)はカリブ海地域で2番目に大きい国(1番はキューバ)。
イスパニョーラ島(La Española)の東側3分の2を統治し、西側3分の1はハイチが統治しています。
クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)がヨーロッパ人として初めて1492年に上陸し、16世紀前半には新大陸で初めて大聖堂や病院、大学などが建設され、首都サントドミンゴ(Santo Domingo)には世界遺産「サントドミンゴの植民都市」があります。
一人当たりGDPはまだまだ低いですが、観光産業を中心に2004年以降、経済は急成長を遂げており、高級ブランドのブティックが入るショッピングモールも建設されています。
そこで今回は、サントドミンゴでの高級ブランドショッピングについて紹介していきます。
ドミニカ共和国について
人口は1000万人超、面積は48442km²で東北4県(青森県、秋田県、岩手県、山形県)より少し大きい規模。
気候は亜熱帯海洋性気候に属していますが、中西部にはドゥアルテ山(3098メートル)があるなど全土に山脈が走っており、場所によっては高山気候になります。
首都サントドミンゴ(Santo Domingo)の平均気温は25度前後、最高気温は30度前後。12~4月が乾季になり、5~11月が雨季になります。また、年間の平均湿度は約80%です。
外務省の安全情報について
日本の外務省は海外安全情報(危険情報)で、ドミニカ共和国の全土をレベル1(十分注意)で注意喚起しています。
サントドミンゴ首都圏で強盗やひったくり事件が発生しているほか、旧市街地区や首都圏近くのボカチカビーチなどでも強盗やひったくり、外国人を狙った詐欺事件が発生しているもようです。
また、アメリカ国務省・海外安全対策協議会(OSAC)では強盗被害の発生地域として、アロヨ・オンド(Arroyo Hondo)、ガスクエ(Gazcue)、ヴィラ・コンスエロ(Villa Consuelo)、ヴィラ・ホォアナ(Villa Juana)、ソナ・ウニベルシタリア(Zona Universitaria)などを挙げています。
ドミニカ共和国は裕福な国ではないため、上記以外の地域を出歩く際にも、スマートフォンを路上で操作しない、ブランドものを身に付けないといった最低限の対策を行うようにしてください。
首都サントドミンゴの高級ブランド店について
近代的なビルや高所得者向けマンションなどが集まる新市街・ピアンティニ(Piantini)地区にあるショッピングモール「ブルー・モール(Blue Mall)」が高級ブランドショッピングの中心地になります。また、同様に新市街に位置し、ファストファッション系ブランドが多く入るアゴラ・モール(Ágora Mall)も合わせて紹介します。
ブルー・モール(Blue Mall)
2010年にオープンした高級ショッピングモール。日本大使館や外資系企業がオフィスを構えるピアンティニ(Piantini)地区に位置しています。
カルティエ(Cartier)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)など高級ブランドのブティックが集まるドミニカ共和国唯一の場所でもあります。ブランド数自体は多くないものの、アッパー層をターゲットにしたモールはきれいで、ショッピングと合わせてトイレ休憩などでも利用したいモールです。
4階にバーガーキング(BURGER KING)などが入るフードコートがあるほか、ハードロックカフェもあり、観光客にとって満足度の高い場所として人気です。なお、オフィスや4つ星ホテル「JWマリオット・ホテル・サント・ドミンゴ(JW Marriott Hotel Santo Domingo)」なども併設されています。
■ハイブランド一覧
- キャロライナ・ヘレラ(Carolina Herrera)
- カルティエ(Cartier)
- ウブロ(HUBLOT)
- ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
- モンブラン(MONTBLANC)
- ロレックス(ROLEX)
- サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)
アゴラ・モール(Ágora Mall)
2012年にオープンしたショッピングモール。180以上のショップ、映画館、屋内遊園地「スクリームランド(Screamland)」などがあります。
ターゲットはアッパーミドル層で、ファストファッションブランドのほか、アルマーニ・エクスチェンジ(Armani Exchange)やカルバン・クライン(Calvin Klein)、トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)などのショップがあります。
飲食店については、ケンタッキーフライドチキン(KFC)やマクドナルド(McDonald’s)、タコベル(Taco Bell)などファーストフード店が15店以上あります。また、アジア料理やイタリアンレストランがあるほか、カフェも多く、食事・休憩をする場所として観光客も多く利用しています。
ブランド一覧 | |
・adidas ・Armani Exchange ・BCBGMAXAZRIA ・bebe ・Bershka ・Calvin Klein ・CASIO ・Desigual ・Forever 21 ・GUESS ・KENNETH COLE ・MANGO |
・Massimo Dutti ・MONTBLANC ・NAUTICA ・Oscar de la Renta ・OYSHO ・PULL & BEAR ・Reebok ・STEFANEL ・Stradivarius ・TOMMY HILFIGER ・Victoria’s Secrets ・ZARA |
首都サントドミンゴへのアクセス(空路)
■羽田・成田からのモデル路線(デルタ航空を利用)
フライト(乗り継ぎ2回):羽田・成田⇒ミネアポリス・セントポール国際空港(MSP)⇒ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)⇒サントドミンゴ・ラス・アメリカス国際空港(SDQ)
※アトランタやニューヨーク、ニューアークのほか、フランスのパリ、スペインのマドリードなどを経由すれば、乗り継ぎ1回になりますが、乗り継ぎまでの待ち時間が長くなるため、乗り継ぎ2回の方が所要時間が短くなる場合が多いです。
■航空券の料金、所要時間(目安)
航空券の料金:10万円台~(シーズンなどにより異なる)
所要時間:22時間前後(乗り継ぎ便などで異なる)
最後に
サントドミンゴにおける高級ブランドショッピングはブルー・モールくらいでしか楽しめないものの、市内には多くのショッピングモールが存在します。
地下鉄2号線「ペドロ・ミル(Pedro Mir)」駅周辺には、ガレリア360(Galería 360)、ダイアモンド・モール(Diamond Mall)のほか、イケア(IKEA)などもあります。また、地下鉄1、2号線「ファン・パブロ・ドゥアルテ(Juan Pablo Duarte)」駅周辺にはショッピングモールとして評価の高いサンビル(Sambil)があります。
ブルー・モールのほか、ローカル色のあるショッピングモールも訪れてみてください!