出国カード無し!無事にドゥシャンベ国際空港から出国できるのか?

ドゥシャンベ

出国カード無しでタジキスタンを空路で出国できるのか?

書き込みではドゥシャンベ国際空港で賄賂を要求されるとの情報も!陸路入国で出国カードを持っていない筆者は無事に出国できたのか?

今回は出国カード無しでドゥシャンベ国際空港からの出国を試みた筆者の体験談をお届けします。なお、無駄なトラブルを避けるため、空港の外観や内部の写真撮影は行いませんでした。そのため、写真なしの記事になりますが、同じような状況の方の役に立てば嬉しいです。

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出国カード無しでドゥシャンベ国際空港から出国できるのか?

■入出国カードについて

空路でドゥシャンベを訪れる場合、パスポートコントロールで記入した入出国カードを渡し、返された出国カードを出国時に渡すことになります。しかし、陸路でタジキスタンに入国した場合、その入出国カードが渡されず、出国時に出国カードがないという状況になってしまう可能性があります。

※筆者はサマルカンド近くの国境からタジキスタンに入国

■出国カードが無いと賄賂を要求されるという情報

ドゥシャンベ滞在の前に確認していた情報で、出国カードを持っていないと出国時に賄賂を要求されるといったものがありました。パスポートコントロールから別室に移動させられるというものです。筆者はどうすべきか、ホテルで情報を調べましたが、経験談や解決方法が書かれた記事や書き込みを見つけることはできませんでした。

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■ホテルスタッフに聞いてみる

ホテルのチェックイン時に、昨日まで日本人が泊まっていたよと教えてくれたことを思い出し、同じような滞在者がいただろうということで、ホテルのスタッフに相談することにしました。ホテルの女性スタッフに相談すると、同僚の男性スタッフが詳しいので、話を通しておくから彼に相談してみてと返答してくれました。

取材からホテルに戻ると、その男性スタッフがいたので出国カードについて質問してみました。すると彼は笑いながらそんなことで悩んでいるの?何も気にする必要ないよと教えてくれました。本当に出国は大丈夫かな?という気持ちを無くすことは出来ませんでしたが、残りの滞在を楽しもうという気持ちにはなれました。

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いよいよドゥシャンベ国際空港へ

■入口で荷物検査あり

ドゥシャンベ国際空港はあまり大きくなく、綺麗ではありませんでした。テロ警戒により、入口で簡単な荷物検査(ほぼ空港と同じ)がありましたが、厳重ではありませんでした。

■チェックイン

筆者は出国時のトラブルを想定して出発の4時間前に空港に行きました。空港1階の左側のベンチで、液晶画面に搭乗予定のアルマトイ便のチェックインが表示されるのを待つことにしました。すると、50代くらいの男性が「バッホ」と言って近づいてきました。おそらくお金をくれということだと思い「No」と言うと去っていきました。

出発の2時間40分前くらいにチェックインカウンターの表示がされたため、急いでカウンターに行きました。一人手続き中の人がいましたが、実質一番に近い速さでチェックインを行うことができました。なお、チェックインの案内が表示されるのは出発の2時間半前が多かったです。

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いよいよ出国審査の時間

チェックインを終え、2階の出国審査場に向かいました。空いていた30代くらいの女性審査官の列い並んでいましたが、順番が回ってきた際におばさんに割り込まれたため、隣のレーンに移動して順番を待ちました。順番が来ると、担当審査官は40代くらいの男性でした。

事前に「サマルカンド側から入国したが、入出国カードを渡されなかった」という内容の翻訳を用意していましたが、無駄なことはせず、パスポートと搭乗券だけを差し出しました。審査官の男性は何かを聞く素振りも見せず、淡々と作業をしていました。

筆者は早くスタンプを押してくれ〜!と祈っていた中、審査官の手がスタンプの伸び、何も聞かれることなく、パスポートにスタンプが押されました。様々なやり取りを考えた中でのベストシナリオでした。

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結果

筆者は陸路でタジキスタンに入国し、出国カードを提出することなく、空路(アルマトイ行き)でタジキスタンを出国することができました。

出国審査時の雰囲気は賄賂を渡せなどという感じではありませんでした。本当にそのようなことがあったのかと疑問を感じるほど誠実な対応だったと思います。

また、出国審査後に警察官がパスポートや財布を見せろと言い、いちゃもんをつけて賄賂を要求するといった書き込みもありましたが、出国審査後のエリアには多くの人がいたため、雰囲気的にそのようなことを行うのは難しいと思います。そもそも、搭乗ゲート付近では空港及び航空会社の関係者はいましたが、警察官や軍人は見つけることができませんでした。

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最後に

中央アジアに関する書き込みは情報が古く、最新の情報に沿っていないものが多い印象を受けました。タジキスタンにおける賄賂の情報などネガティブな情報を見ると、そのことが気になり観光が楽しめなくなる可能性もあります。

サマルカンド近くの国境の対応は「ゆるゆる」でしたが、空港の規律などは昔と比べてかなり改善されているのではないでしょうか。情報社会で警察官が賄賂要求となれば、下手をすると国際問題になりかねないためです。

ドゥシャンベ国際空港を利用した限りでは、賄賂などの汚職を心配する必要はないと思います。ただし、空路で入国する場合は入出国カードを記入し、その半券を出国時まできちんと保管するべきなのは言うまでもありません。

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