ミラノのブランド本店15選!ミュウミュウの店内は綺麗?

ミュウミュウ(MIU MIU)のミラノ旗艦店(店内) ミラノ

イタリア第2の都市「ミラノ」は、ミラノコレクションに代表されるファッションの街!

そんなミラノには、プラダ(PRADA)やジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)を筆頭に、多くの人気ブランドの本店が存在しています。

そこで今回は、ミラノに本店・旗艦店を構える15ブランドをエリア別に紹介します。筆者が撮影した写真(ディスプレイ写真が見所)も合わせて掲載しますので、ぜひミラノでのショッピング、観光の参考にしてください!

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ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

1.プラダ(PRADA)

ミラノのプラダ(PRADA)本店

プラダは、マリオ・プラダ(Mario Prada)、マルティーノ・プラダ(Martino Prada)兄弟が1913年に設立したブランド。本店はドゥオーモ(Duomo di Milano)近くのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)に位置しています。紳士、婦人の2店舗があり、本店は婦人向けの店舗になります。

ブランドについては、皮革製品店のほか、英国のスチーマー・トランクやハンドバッグなどを取り扱う店としてスタート。マリオ・プラダの孫娘であるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)が1978年に経営を引き継ぎ、靴や婦人服ラインをスタートさせています。現在はミウッチャ・プラダの夫パトリッツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)がグループCEO、ミウッチャ・プラダがヘッドデザイナーになっています。

営業時間:10:00〜20:00(日曜日は10:30〜19:30)
住所:Galleria Vittorio Emanuele II, 63-65, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄1、3号線「Duomo」駅からすぐ
公式サイト:https://store.prada.com/
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モンテ・ナポレオーネ通り

2.アルベルタ・フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)

ミラノのアルベルタ・フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)本店

アルベルタ・フェレッティは、イタリア人ファッションデザイナー「アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)」が設立したブランド。1968年にセレクトショップ「Jolly」をオープンさせ、1974年に初のコレクションを発表。ツイスト、ドレープ等で特徴を持たせたデザインが評価されています。値段感はコート、ジャケットが2000ユーロ弱、ニットが450ユーロ、Tシャツが200ユーロ弱、パンツが400ユーロ、スカートが450〜650ユーロほどになります。

営業時間:10:00〜19:00(通常は毎日営業)
住所:Via Monte Napoleone, 18, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩2分
公式サイト:https://www.albertaferretti.com/

3.ゼニア(ZEGNA)

ミラノのエルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)本店

ゼニアは、エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)が1910年に設立したブランド。時計職人であった彼の父アンジェロ・ゼニア(Angelo Zegna)が羊毛の製織を開始していたこともあり、その織機を利用してビジネスを始めました。スーツ向けの上質な生地として絶賛され、1938年には米国ニューヨークに進出、1945年には40カ国以上で販売されるほどに成長しました。

1960年代にはエルメネジルド・ゼニアの息子であるアンジェロ(Angelo)とアルド(Aldo)兄弟によって会社が経営され、既製服(スーツ)に参入。その後、ニットやカジュアル、アクセサリーラインを立ち上げています。現在は世界80カ国以上、500以上の店舗で販売されています。本店はモンテ・ナポレオーネ通りのアレッサンドロ・マンゾーニ通り(Via Alessandro Manzoni)側に位置しています。

営業時間:10:30〜19:30(日曜日は10:30〜19:00)
住所:Via Monte Napoleone, 27/E, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩1分
公式サイト:https://www.zegna.jp/
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4.エトロ(ETRO)

ミラノのエトロ(ETRO)本店

エトロは、ジンモ・エトロ(Gimmo Etro)が1968年に設立したブランド。設立以降、同族経営が行われており、現在はジンモ・エトロの4人の子供が経営を行っています。

元々はテキスタイルメーカーとして誕生しましたが、1981年からペイズリー柄のカーテン、生地など、1984年からレザーグッズの販売を開始。1996年にはミラノで初のコレクションを発表しています。メンズ、レディースラインに加え、ホームコレクション等も展開されており、ペイズリー柄が同ブランド最大の特徴です。なお、本店はモンテ・ナポレオーネ通りのグッチ(GUCCI)の隣に位置しています。

営業時間:10:00〜19:00(通常は毎日営業)
住所:Via Monte Napoleone, 5, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄1号線「San Babila」駅から徒歩3分
公式サイト:https://www.etro.com/

5.ジャーダ(GIADA)

ジャーダは、ファッションデザイナーのロザンナ・ダオリオ(Rosanna Daolio)が2000年に設立したブランド。ロザンナ・ダオリオはマックスマーラで働いた後、ジャーダを設立。設立当初はデザインコンサルティング会社でしたが、徐々にハイエンドなレディースウェアブランドへと移行していきました。

革製品はイタリア・トスカーナ地方で製作されているほか、衣類はイタリア北東部で製作されています。良質な生地、各ウェアのきれいなラインが特に評価されています。なお、現在のクリエイティブ・ディレクターはガブリエレ・コランジェロ(Gabriele Colangelo)。

なお、ディスプレイ商品の価格については、コートが2850ユーロ、ドレスが1350ユーロ、ジャージーが985ユーロ、パンツが750ユーロ、ブーツが935ユーロになります。

営業時間:10:00〜19:00(通常は毎日営業)
住所:Via Monte Napoleone, 15, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩3分
公式サイト:https://www.giada.com/
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6.ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(GIUSEPPE ZANOTTI DESIGN)

ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(GIUSEPPE ZANOTTI DESIGN)のミラノ本店

ジュゼッペ・ザノッティ・デザインは、ジュゼッペ・ザノッティ(Giuseppe Zanotti)が1994年に設立したラグジュアリーフットウェアブランド。豪華に装飾されたヒールからコレクションがスタートし、ビヨンセやジェニファー・ロペスなどレッドカーペットを歩く多くのセレブが愛用。現在はヒールのみならず、ブーツやサンダル、メンズラインのスニーカー等も展開されています。

営業時間:10:30〜19:30(通常は毎日営業)
住所:Via Monte Napoleone, 22, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩1分
公式サイト:https://www.giuseppezanotti.com/

7.マルニ(MARNI)

マルニ(MARNI)のミラノ旗艦店

マルニは、スイス人ファッションデザイナー「コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)」が1994年に設立したブランド。モンテ・ナポレオーネ通りに本店があります(※写真は以前の本店)。なお、本社近くにアウトレットがあります。アウトレットの場所については、記事最後のグーグルマップを確認してください。

ブランドについては、夫が毛皮ビジネスを手掛けていたため、設立当初は毛皮、革製品主体のブランドでした。1997年に初の春夏コレクションを発表、1998年にバッグ、シューズのコレクションを発売、2002年にメンズコレクションを発売しています。現在はプラダのレディースウェア部門のデザイナーだったフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)がクリエイティブ・ディレクター。

営業時間:10:30〜19:30
住所:Via Monte Napoleone, 26, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩1分
公式サイト:https://www.marni.com/
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8.ヴェルサーチェ(VERSACE)

ヴェルサーチェは、ジャンニ・ヴェルサーチェ(Gianni Versace)が1978年に設立したブランド。ヴェルサーチと呼ばれていましたが、公式では「ヴェルサーチェ」に変更されています。派手なプリントと鮮やかな色彩が特徴。バブル期の日本にマッチし、バブルの象徴とも呼ばれました。また、米国のカリスマラッパーである2Pac(1971~1996年)が愛用したことでも知られています。

ジャンニ・ヴェルサーチェが1997年に殺害された後は、彼の兄サント・ヴェルサーチェ(Santo Versace)がCEOに、彼の妹ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)がクリエイティブ・デザイナーに就任。現在のCEOはジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)。

営業時間:10:15〜19:00
住所:Via Monte Napoleone, 11, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩3分
公式サイト:https://www.versace.com/

サンタンドレア通り(ピエトロ・ヴェッリ通り含む)

9.ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)

ジョルジオ・アルマーニは、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)が1975年に設立したブランド。本店はモンテ・ナポレオーネ通り(Via Monte Napoleone)に位置していましたが、現在はサンタンドレア通りに移転しています。※写真は旧本店。

エンポリオ・アルマーニ(Emporio Armani)、アルマーニ・コレツィオーニ(Armani Collezioni)、アルマーニ・ジーンズ(Armani Jeans)、アルマーニ・エクスチェンジ(Armani Exchange)などのラインも展開しています。さらに、高級ホテルやリゾートチェーン、バー、ナイトクラブを運営するなど、ブランド基盤を軸に経営の多角化を図っています。なお、ミラノには5つ星ホテル「アルマーニ・ホテル・ミラノ(Armani Hotel Milano)」があります。

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営業時間:10:00〜19:30(日曜日は10:30〜19:30)
住所:Via Sant’Andrea, 9, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄1号線「San Babila」駅から徒歩3分
公式サイト:https://www.armani.com/
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10.ミュウミュウ(MIU MIU)

ミュウミュウは、ミウッチャ・プラダが1993年に設立したブランド。現在はレディースのみ。名前の由来はミウッチャ・プラダのニックネーム。良質な素材、現代的なデザインが評価され、日本を含む世界中に多くのファンを持っています。

なお、ディスプレイ商品の価格についてはブルゾンが3500ユーロ、ジャケットが2950ユーロ、ドレスが1100〜1950ユーロ、クルーネックが350〜850ユーロ、スカートが1250ユーロ、パンツが890〜1350ユーロ、シューズが690〜995ユーロ、バッグが1500〜1800ユーロでした。

※ページトップの写真もミュウミュウ本店の内部写真になります。

営業時間:10:30〜19:30
住所:Via Sant’Andrea, 21, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩6分
公式サイト:https://www.miumiu.com/jp

11.ディースクエアード(DSQUARED2)

ディースクエアード(DSQUARED2)のミラノ旗艦店

ディースクエアードは、双子のカナダ人ファッションデザイナー「ディーン・ケイティン(Dean Caten )」、「ダン・ケイティン(Dan Caten)」が1995年にミラノで設立したブランド。

兄弟は1986年にレディースコレクション「DEanDAN」を発表。1991年にミラノへ移り、ヴェルサーチ(VERSACE)、ディーゼル(Diesel)のデザイナー等として働いた後、ディーゼル創業者「レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)」の資金援助により「ディースクエアード」を設立しています。なお、ピエトロ・ヴェッリ通り(Via Pietro Verri)に旗艦店があります。

営業時間:10:00〜19:00(通常は毎日営業)
住所:Via Pietro Verri, 4, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄1号線「San Babila」駅から徒歩4分
公式サイト:https://www.dsquared2.com/
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スピガ通り

12.ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)

ドルチェ&ガッバーナは、ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)が1985年に設立したブランド。本店(シューズ、バッグ)はコルソ・ベネチア通り(Corso Venezia)とスピガ通り(Via della Spiga)の角に位置しています。隣にもドルチェ&ガッバーナの旗艦店があり、どちらが本店か分かりづらい点には注意してください。

ブランドについては、1990年代前半に日本や米国でショールームを設立し、海外展開の拡大を図ったほか、マドンナのツアー衣装のデザインなども担当。2000年代前半にはビヨンセなどのツアー衣装も担当しています。アーティストデザインやアスリートに支持されたことが奏功し、世界的に支持されるブランドに成長。その一方、2018年11月には中国人(アジア人)軽視の動画が公開され、人種差別問題に発展しています。

営業時間:10:00〜19:30
住所:Via della Spiga, 2, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄1号線「San Babila」駅から徒歩2分
公式サイト:https://www.dolcegabbana.com/

13.モスキーノ(MOSCHINO)

モスキーノは、フランコ・モスキーノ(Franco Moschino)が1983年に設立したブランド。ミラノ近郊で生まれたフランコ・モスキーノは、ヴェルサーチ(VERSACE)でイラストレーター等として働いた後、同ブランドを設立。ポップでモダンなデザインが人気で、アジア圏でも高い人気を誇っています。

フランコ・モスキーノの死後はロッセラ・ヤルディーニ(Rossella Jardini)が1994年〜2013年10月まで、2013年10月からはジェレミー・スコット(Jeremy Scott)がクリエイティブ・ディレクターになっています。なお、ディスプレイ商品の価格については、コートが1650ユーロ、ジャケットが1050ユーロ、ドレスが850〜1100ユーロ、シャツが495ユーロ、パンツが445ユーロ、アンクルブーツが630ユーロ、シューズが395〜495ユーロ、ハットが225ユーロでした。

※写真は旧本店

営業時間:10:00〜19:00(日曜日は11:00〜19:00)
住所:Via della Spiga, 26, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩6分
公式サイト:https://www.moschino.com/
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14.クリツィア(KRIZIA)

クリツィア(KRIZIA)のミラノ本店

クリツィアは、ファッションデザイナー「マリウッチャ・マンデリ(Mariuccia Mandelli)」が1950年に設立したブランド。最初のコレクションをフィレンツェのピッティ宮殿で発表、1960〜1970年代にブランドは拡大していきました。2014年に中国企業が買収し、中国展開が強化されています。なお、日本では三陽商会がカジュアルライン「EVEX by KRIZIA」を手掛けています。

営業時間:10:00〜19:00(日曜日は定休日)
住所:Via della Spiga, 23, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩5分
公式サイト:https://www.krizia.it/en/

サント・スピリト通り

15.N°21(ヌメロ・ヴェントゥーノ)

N°21(ヌメロ・ヴェントゥーノ)のミラノ旗艦店

N°21は、アレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell’Acqua)が2010年に設立したブランド。ナポリ生まれのアレッサンドロ・デラクアはナポリ美術アカデミー(Accademia di Belle Arti di Napoli)を卒業後、マルゾット・グループ(Marzotto Group)等で経験を積み、1995年に自身のブランド「Alessandro Dell’Acqua」を開始。2010年のミラノファッションウィーク(2010-11秋冬)で新ブランド「N°21」を発表しています。なお、日本では東京・銀座の「GINZA SIX」にブティックがあります。

営業時間:10:00〜19:00(土曜日は10:00〜13:30/14:30〜19:00)※日曜日は定休日
住所:Via Santo Spirito, 14, 20121 Milano(地図
アクセス:地下鉄3号線「Montenapoleone」駅から徒歩2分
公式サイト:https://www.numeroventuno.com/
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最後に

ミラノといえば「ファッション」の街ということで、上記以外にも多くのブランド本店があります。

プラダやジョルジオ・アルマーニなど著名ブランドの本店巡りはもちろん、若手デザイナーなどのブティックを探すことで、きっと一味違うミラノ観光が楽しめるはずです。ファッションに興味のない方も、一つの観光地として、一つの文化を知るという観点から気になったブランドの本店、旗艦店を訪れてみてください。各ブランドの場所については以下のグーグルマップ(青色)にまとめています。